ここから本文です。
We Know SENDAI
ページID:35634
更新日:2024年10月22日
ニッセイ情報テクノロジー株式会社
団保・共済ソリューション事業部
事業部長
加藤 雅之 氏
当社は日本生命グループのIT戦略を担う会社として1999年7月に誕生しました。以来、日本生命及びグループ各社の情報システム構築や運用、BPOに至るITサービスの提供にて培った豊富な経験をベースに「保険・共済」「年金」「ヘルスケア」の領域でベストソリューションを提供しております。「保険・共済」「年金」「ヘルスケア」分野では今後、さらに進展する超高齢化社会を支える新たなインフラが求められており、その仕組みを実現していくためのシステムインフラ整備を担っていきたいと考えています。なお、会社設立から18年を経た2017年3月期の売上高は約707億円、従業員数は約2,200名、主な事業所は東京と大阪です。
IT業界における人材不足が深刻化したことで地方都市への進出を検討。保険や年金は金融の中でも複雑な業務ですので、長期的にしっかりと人を育てノウハウを培って開発を行える拠点を作りたいという思いもありました。
仙台に開発センターを設置したのは、何より優秀な人材を確保できるからです。当社では復興へ貢献したいという思いから、2013年6月に仙台事務センターを先行して開設しました。優秀な人材が豊富であることはもちろん、仙台の土地柄を分かっていたことも開発センターの設置を決めた大きな理由です。企業保険事務に関しては東京で行っていた業務全般を仙台へ移管。仙台の中心部には東北各地から優秀な人材が集まっており、レベルの高い仕事に満足しています。東京などの首都圏は範囲が広いうえ、需要も多いため、採用する企業にとっては激しい競争を強いられることになりますが、仙台では人材確保がスムーズに行えます。金融開発は高度の品質とセキュリティを求められる世界です。開発センターを開設する際には、金融システムの開発業務を行っている企業が仙台に少ないため懸念を抱いていましたが、杞憂に過ぎませんでした。システムエンジニアとしてのスキルも高いレベルにあります。仙台市からは事務センター開設当初よりご支援を頂いております。また今般の開発センター開設にあたっては、一般社団法人宮城県情報サービス産業協会(MISA)のビジネス推進委員会に窓口になっていただき、会員企業の紹介や協業体制の実現など、団体主導でリソースマネジメントを支援していただきました。仙台のIT企業様との関係作りはもちろん、当社のアピールなども行っていただき大変感謝しています。
大阪で行っている開発業務の一部を仙台に移管するのが直近のミッションです。現在、団体保険の開発を手掛けていますが、構築されたシステムは10~20年動くこともありますし、その間に法律や制度への変更にもしっかりと対応してシステムを継続的に稼動させていかなければなりません。作るよりも保守が大事と言われる所以です。10年、20年という期間にわたり、保守を行うためにはシステムにも詳しく、業務内容にも精通している人材が不可欠です。真面目で忍耐強さもある仙台の人材は長期間かけて行う業務にも最適ですので、人材を年単位で育成し、システムを保守していく体制を創っていきたいと考えています。
仕事を離れて一番感動したのはセリ鍋の美味しさです。根っこを食べるのは驚きでしたが(笑)、仙台でしか味わえません。古き良き仙台はもちろん、今の仙台も魅力にあふれる都市ですね。
(2017年12月19日取材)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをダウンロードしてください。Adobe Readerのダウンロードページ
お問い合わせ
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.