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We Know SENDAI
ページID:65258
更新日:2023年2月17日
株式会社丸山運送
代表取締役
三浦 一夫 氏
弊社は1962年創業。2022年に60周年を迎えた仙台の総合物流企業です。岩手、茨城、名古屋、東京、福岡、上海に事業所を展開し、自社倉庫や梱包センターを所有。国際輸送の船舶手配から通関手続き、倉庫保管、梱包、トラックによる国内輸送まで、多岐にわたる事業を展開しています。一般的に物流は、工程によって業者が細分化されていますが、弊社ではすべてワンストップで提供。物流のプロが結集し、お客さまに合わせたサービスをトータルでコーディネートできるのが強みです。「物流のことなら丸山に頼めば大丈夫」と、お客さまから安心しておまかせいただいている自負があります。
そんな弊社のワンストップソリューションに欠かせないのが、仙台という場所。仙台市宮城野区に構える本社は、海上輸送における東北の玄関口、仙台港の近くにあります。高速道路のインターチェンジも近く、空港のある岩沼市までもアクセス良好。陸海空のあらゆる交通手段が揃っていて、さまざまな輸送にスピーディーに対応できます。これ以上いい条件はないと言っても過言ではないほど、私たちがビジネスをするうえで、仙台は最高の場所だと感じています。
2022年8月、仙台港エリアに新しい倉庫を開設しました。引火性液体などの危険物第4類を扱う倉庫です。危険物倉庫は全国的にも少なく、関東に集中しているため、「仙台でも危険物を保管できないか」と、お客さまから要望が多かったのがきっかけでした。仙台にストック拠点があれば、東北地方への配送時間を短縮でき、利用するお客さまにとっては競合他社と差別化をはかれるメリットが生まれます。さらに、働き方改革関連法によって、2024年以降、「物流の2024年問題」と呼ばれるトラック運転手の労働時間への規制が入ります。そうした背景を踏まえつつ、SDGsの観点からも低炭素輸送の実現を強化するため、弊社初となる危険物倉庫の開設に踏み切りました。
コスト面や細かい建設ルールなど、課題は多かったものの、後押しとなったのは、立地場所との出会い。仙台市が、東日本大震災による防災集団移転跡地の利活用事業者を公募していると知りました。弊社も被災しましたが、従業員とお客さまに支えられて復興できた経緯があります。「物流で地域の復興を支えたい」という思いから、復興事業にも積極的に取り組んでおり、防災集団移転跡地の利活用事業者として名乗りをあげました。新倉庫の立地にあたってサポートをしてくださった市の担当者とは、気軽に相談できる関係を築かせてもらい、今でもさまざまな面でアドバイスをいただいています。
東北といえば、冬は寒くて雪が多い、なんてイメージがあるかもしれません。でも仙台は、東北の中では暖かいほうで、雪があまり降らないんですよ。住みやすさと働きやすさを兼ね備え、自然豊かで海も山もある。仕事と余暇のメリハリをつけながら、ワークライフバランスを実現できます。「仙台で働きたい」という若い人は多く、弊社では新入社員の約半数が県外出身者という割合に。主に東北各県から人材を確保できるのも、仙台ならではの利点です。
物流とは異なりますが、弊社は2019年からシェアオフィスの運営も行っています。サテライトオフィスとして利用される法人のお客さまが多く、仙台は全国から支店が集まる場所なのだと実感。仙台の街が豊かになるために、より多くの企業さんに進出していただけたらうれしいですし、地元の物流企業として力になれたらと思います。ぜひ、私たちが愛する仙台の魅力を感じてください。
(2022年11月28日取材)
株式会社丸山運送
本社の所在地:仙台市宮城野区港4丁目1番地2
拠点開設年:2022年(新たな倉庫を開設)
仙台拠点の主な業務内容:総合物流
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