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We Know SENDAI
ページID:33875
更新日:2020年12月15日
株式会社ラナエクストラクティブ
代表取締役社長兼CEO
太田 伸志氏
当社の設立は2007年です。当時はインタラクティブを掲げた企業は多いものの、仕事の垣根が曖昧な状況でした。商品を売り出す場合でも、課題解決のために何が必要なのかはもとより、クライアント側も依頼の仕方を迷う状況に置かれていました。当社ではそのような状況に早くから対応。「クライアントさまが迷っている段階」から相談していただける提案型企業のポジション確立を目指しています。何が最善の方法なのかをあらゆる方向からアプローチ。現状の課題における解決策提案はもちろん、将来を見据え、インタラクティブを中心に据えた企画から派生するプロモーション映像や、ロゴマーク、パッケージのデザインからキャラクター制作まで様々なクリエイティブワークも行います。リリース後もご要望に合わせ、アクセス分析を行いながら、状況に合わせて随時最適なコンテンツを企画提案するなど、企業の将来を一緒に考えながら末長くご一緒させていただくことを目標にし、あらゆる垣根を超えて信頼しあえる関係性を築いていけるような体制を推進しています。
仙台オフィスは2017年3月11日の設立。東日本大震災が発生したこの日にしたのは地元である仙台を本気で強くしたいという決意を毎年思い出したいからです。仙台オフィスメンバーは現在6名。35名の東京オフィスと比べて、まだまだ少ないですが、地域に縛られないフラットな体制を目指しており、業務内容や社内規程は東京と同じです。東京で請け負った仕事を仙台で行うこともありますし、仙台で広げた業務を東京で完遂するケースもあります。また、仙台オフィスを構えたことで客観的な視点が増え、東京の仕事の質も上がっている気がします。仙台進出の際には他都市との比較検討も行い、東京との連携も取りやすく、オフィス物件も高品質で低コスト。市場開拓の可能性も高いなどの理由で仙台に決めました。東京から90分という立地は移動時間に企画などを集中して考えられるメリットもあります。また、仙台進出を悩んでいた時に、仙台市の伊藤副市長が弊社の東京オフィスに来られて「本気で仙台を変えていきたい」との話を直接伺えたことも理由の1つです。仙台市からは進出後も在仙の関連企業との連携を図ってもらうなど、様々なサポートを得ています。仙台での仕事はゼロから始め、自治体や企業と協力することでやっと形となることも多いです。大変ですが、デザインのクオリティを追求する広告制作などだけではなく、街のブランディングや移住促進、住みやすい環境から幅広く考えるという業務も同時に展開する「多面性を持つクリエイティブエージェンシーでありたい」と考えています。その意味でも、仙台オフィスを開設したことで東北での情報収集もスムーズとなり、徐々に業績も上がっています。仙台オフィスを置いたことで地元コミュニティの輪に積極的に加わっていけるというのは大きなメリットです。
自治体はもちろん、あらゆる企業、あらゆる業種の方々と一緒にクリエイティブ全般の可能性を探っていきたいです。媒体を利用する人たちの年代や地域性なども考慮し、ウェブ、新聞、雑誌、TVなど媒体それぞれの強みを生かし、各メディア間を連携させるだけでなく、世代を超えた繋がりの創出をしていきたいです。仙台は杜の都といわれるとおり街並みも整っていて、ミニマルな美しさへの意識が高く、クリエイティブな活動を行うには最適な都市だと感じています。クオリティに対して意識が高いユーザーを相手にできるということは、社内においてもモチベーションになります。自社のクオリティに自信があるならば、仙台はそれを一番受け止めてくれる都市なのではないかと思います。もし、そのクオリティを活かしきれていない状態なのであれば、進出を急ぐことをお勧めします。
(2017年7月取材)
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