マーケティング・リサーチの力で、課題解決や意思決定を支援

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株式会社マクロミル

第1事業本部
オンラインリサーチ部長
久島哲志　氏

4,000社以上のマーケティング・リサーチを支援

マクロミル写真1 　当社は2000年創業。マーケティング・リサーチとデジタル・マーケティング領域でソリューションを提供、あらゆる消費者データを分析・提案することで、クライアントの商品開発、ブランディング、広告宣伝など、課題解決や意思決定を支援しています。インターネットリサーチ専業での創業後、「消費者の意見をもっといろいろな方法で知りたい」というニーズにこたえるため、ユーザーへのインタビューによるリサーチや、購買データを継続的に蓄積していくデータベースリサーチなど、提供するデータの幅を広げることでクライアントを増やしてきました。
　また当社は創業当時からリサーチ専用のモニターを自社で抱えることで、高品質なデータを提供し続けています。現在は海外にも進出し、21ヵ国50拠点まで成長。約4,000社を超えるクライアントのマーケティング・リサーチを支援しています。
　仙台には2012年に進出。仙台オフィス開設の一番の目的は優秀な人材の獲得でした。大学の数も多く、優秀な学生が学んでいる仙台は地方拠点を考えていた当社にとって魅力的な場所。また自治体の協力体制や、東京と90分程度で行き来できるメリットもありました。なかなかニッチな業界なので学生に馴染みが薄く、開設当初は採用面での苦労もありましたが、各大学の就職担当者を紹介いただくなど仙台市のサポートもあり、7名だった従業員が2022年6月時点で145名と、採用は順調です。また大学でのマーケティング・リサーチの講座やインターンシップなど、教育機関との連携を継続して進めることで、毎年新卒者十数名をコンスタントに採用しています。

社内でも存在感を示す仙台オフィス

マクロミル写真2 　現在、仙台オフィスの主な業務はオンラインリサーチ事業。従業員の大半がリサーチディレクター（RD）として、クライアントのニーズに沿ってアンケートのweb画面を作成するなど、実査工程のディレクションを行っています。またリサーチで得られたデータを集計・解析ソフトを用いて加工する集計の業務も担当。さらにデータベースのメンテナンスや維持を行う部門や、インタビューリサーチを行う部署も一部移管するなど、マクロミルグループの重要な事業を支える拠点となっています。
　仙台オフィスのメンバーはほとんどが東北出身。一緒に仕事をして感じるのは貢献意欲の高さです。クライアントに対してはもちろん、チームプレイで動くことが多い我々の仕事において、「どうしたらチームの役に立てるか」を考えられることは非常に重要です。実際、全社MVPで表彰される人材を輩出するなど活躍が目立ちます。
　また貢献意欲の高さは、仙台市との東北・仙台の観光地活性化に向けた取り組みや、河北新報社様と毎年3月に実施している東日本大震災に関する共同調査など、地域貢献活動にもつながっています。これは他の拠点では見られない、仙台オフィスならではの取り組みではないでしょうか。

開設10周年、これからの10年に向けて

　仙台オフィスも開設から10年が経過し、人材の層が積みあがり、先輩から後輩へそれぞれの経験がうまく継承されていると感じています。今後は仙台オフィスのメンバーが経験を生かして次のキャリアでさらに活躍できるシーンをつくっていきたいと考えています。業務の選択肢を広げると同時に働き方改革も進め、リモートワークやリフレッシュスペースの充実など働やすい環境を整えることで、長く働ける企業を目指します。
　また、データが世の中の意思決定に使われるシーンをより多く創り出していきたいと思っております。現在のクライアントは東京大阪が中心ですが、今後は仙台や東北の企業様のマーケティング・リサーチのお手伝いができればと考えています。

（2023年1月24日取材）

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