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更新日:2023年5月11日
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仙台市中央卸売市場管理課
中央卸売市場に関するよくある質問にお答えします。
中央卸売市場には日本全国や世界各地から色々な食べ物(生鮮食料品)が集まってきます。食べ物は鮮度(新鮮さ)が命であり、生活に欠かせないものなので、せりなどの方法で適正に価格を決め、魚屋や八百屋などの小売店、スーパーなどのお店を通して、できるだけ早く、そして安定的にみなさんのもとに届けることが、中央卸売市場の仕事(役割)となっています。このほか、市場には食品監視センターが設置されており、有害な食品が市場から出回らないように、食品衛生監視員がチェックし安全な食品を届けるために仕事をしています。
せりの始まる前(午前3時)までにトラックで運ばれてきます。
せり売りは、卸売の会社のせり人のかけ声に合わせて出荷された品物の値段を競り合い、一番高い値をつけた人(仲卸業者や売買参加者)が買い取ります。
相対取引は、卸売業者(売る人)と買手(買う人)が話し合って価格と数量を決める売買方法です。
天候等の影響で品物が少なくなった時に、少し値段が高くても品物を買いたい人達がたくさんいれば値段は高くなります。逆に買いたい量よりも品物が多くなれば安くなります。
買い手がなく残った品物は卸売会社(売る人)が、ほかの市場の卸売(売る人)に販売(転送)することになります。
中央卸売市場は、小売店やスーパー、飲食店などへの卸売のための施設として国の補助などを受けて整備されております。よって、一般の方のお買い物はできません。なお、市場内にある食堂街の利用は8時半からできますので、ぜひご利用下さい(店名は場内団体名簿:関連事業者・飲食業でご確認下さい)。買出人への登録等のお問い合わせは、業務課までお願いいたします(022-232-8122)。
卸売会社、仲卸会社、関連事業の会社、開設者(仙台市の職員)など働いている人が約2,500人います。商品を買いにくる人(売買参加者、買出人)は約3,000人なので、多い日で5,000人以上の方が市場に出入りしています。
水産物部と青果部がともに280品目ずつ、花き部で148品目、食肉部で52品目あり全部で合計760品目あります。(令和4年実績)
令和4年の品目別取扱高(数量)の順位は以下の通りです。
旬の食材については、卸売会社のホームページで紹介しています。調理方法などの説明もありますので、ぜひご覧ください。
また、中央卸売市場のホームページでも旬の食材の情報を発信していますので、こちらもご覧ください。
このほか、NHK仙台放送局の情報番組「もりすた!」でも、中央卸売市場の食材や花を紹介しています(午前11時45分から。市場のコーナーは毎週木曜日。花の紹介は毎月第3火曜日。放送予定は変更になる場合があります)。
初せり(新年の最初の販売)のまぐろが1本当たり169万円となったものがありました。内訳は、まぐろ1本130kgありましたので1kg当たり13,000円になります。
令和4年の数量で水産物は69,575t、青果は131,877tで、青果の方が多いです。しかし、金額は水産物が763億円、青果が350億円と水産物が高くなります。
仲卸業者が買い取り、仕分けされてから、市内の小売店やスーパーに運ばれます。
市場の魚や野菜などは、地元の仙台市内をはじめ宮城県内や日本全国、世界各地から運ばれてきます。県内産の魚などは全体の34%、野菜は全体の16%、果実は全体の3.6%になります。外国からの輸入は、魚などが全体の45%、野菜は全体の約3%、果実は全体の約24%になります。
中央卸売市場で取扱いのある品目の出荷地については、年報のページをご覧ください。
【水産物】
【野菜】
【果実】
水産物と青果は12月のお正月の前が一番多く売れる時期です。花きは3月の卒業シーズンが一番多く、次に8月のお盆の時期が多くなります。
平成3年までの景気の良い時に取扱数量や金額が多くなっていましたが、少子高齢化による社会構造の変化を背景にした食糧消費量の減少、市場外流通の拡大、食生活の変化等の要因により、取扱高が減少傾向にあります。
皆さんがまだ寝ている朝の早い時間から働いているので大変です。早寝早起きの規則正しい生活ができます。
皆さんの生活に必要不可欠な食べ物を供給するという責任感のある仕事だからです。
食べ物を扱っているので清潔さに気を使い,安全・安心で適正な価格の品物を供給できるように心掛けています。
それぞれの仕事のプロとして一人前に認められた時や思ったとおりのせりが出来た時、お客さんに喜んでもらえる仕事が出来た時です。
せりに参加できるのは仲卸業者や売買参加者といった魚屋や八百屋、花屋などの小売店、スーパー、加工業者、飲食店の人達です。資格は、仲卸業者は開設者(仙台市)の許可、売買参加者は開設者の承認が必要です。
市場内の会社に就職するには、それぞれの会社の採用試験を受ける必要があります。せり人になるには仙台市が行う試験に合格しなければなりません。試験を受けるためには、卸会社での業務経験が必要です。
やる気さえあれば、あまり性格は関係ないと思います。強いてあげれば、元気のいい人ですね。
平成16年4月から「まぐろ低温売場」の利用を開始して安全で安心な品質の良いまぐろを皆さんに届けるために取り組んでいます。水産物売場では、鮭鱒魚卵売場、冷凍品売場、うに売場、まぐろ低温売場で、低温化率は40%になります。
水産物売場では冷凍や低温売場などの設置により低温化率は40%になっています。特にまぐろ売場では室温を10℃以下に保つことで品質低下を防ぎ安全・安心を確保しています。青果部では傷みやすい野菜の管理に冷蔵庫などを利用しています。
市場で発生するゴミは種類ごとに処理しています。
魚には体に良い栄養成分や機能性成分がいっぱいあります。栄養成分は、骨を丈夫にしてくれるカルシウムや体を作るビタミン類のほか機能成分としては成人病を予防するタウリン、EPA(エイコサペンタエン酸)、頭に良い栄養分はDHA(ドコサヘキサエン酸)などが含まれています。
野菜には体に良い栄養成分や機能性成分がいっぱいあります。栄養成分は、骨を丈夫にしてくれるカルシウムや高血圧の予防に効果のあるカリウムなどのミネラルや体を作るビタミン類のほか機能成分としては健康維持に必要な食物繊維、ガンの発生を抑制するカロテノイドや老化防止など生活習慣病の予防に効果が期待されるポリフェノールなどが含まれています。
四季折々豊富に提供される旬の食材を利用し、刺身、焼き魚、鍋などその時期のおいしい食べ方で味わうのが一番です。
一般に魚は新鮮なものほどおいしいものです。新鮮な魚を見分けるには「目がすんでいるもの」「体がかがやいているもの」「えらが赤くあざやかなもの」などで、種類によっても見分けかたは様々です。
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