ホーム > トピックス一覧 > 仙台市交流人口ビジネス表彰(「仙台観光シンポジウム―交流人口ビジネスと地域の活性化―」を開催します) > 七夕飾りを再利用! 和紙アクセサリーの販売や制作体験を観光プログラムに
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更新日:2024年7月30日
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第5回仙台市交流人口ビジネスコンテストにおいて、ビジネス部門大賞を受賞したのは「はすのはねSCHOOL」が手掛ける「仙台七夕の歴史や文化を紡ぐアートプロジェクト」だ。
仙台七夕まつりを象徴する多数の七夕飾りに使われた和紙を再利用したアクセサリーなどの作品の制作・販売に加えて、制作体験プログラムの実施などに取り組む。
この活動を通じて、仙台七夕まつりが持つ長い歴史や伝統、文化をより広く普及し、知名度を向上させることを目指している。
はすのはねSCHOOL代表の福井有美子さん(写真右)
「販売や制作体験を通じて、仙台七夕の良さも伝えつつ、交流人口を増やしていきたいと考えています」と話してくれたのは、「はすのはねSCHOOL」の代表である福井有美子さん。仙台七夕まつりの吹き流しで使用された和紙を再利用したアクセサリーなどの作品を販売したり、制作体験ができる教室を開いたりするなどの活動を行っている。お祭りなどにも出店し、共同で活動している他の作家さんがつくった作品と一緒に販売している。
出身は青森県の五所川原市で、幼い頃から地元の祭りである「ねぶた祭り」に親しんできたという。地元の祭りを身近に感じ、また誇りにも思ってきた福井さん。「仙台で生まれ育った方でも、七夕まつりの歴史や文化をあまり知らない方が多いように感じています。七夕飾りに使われた和紙を再利用してつくる作品を通じて改めて伝統に触れるきっかけになればうれしい。七夕飾りを眺めるだけではなく、体験できる楽しみ方も提案したい」と語る。
制作教室では観光客が仙台や七夕の思い出を作って楽しむことができる
また、仙台市内では少ない「夜でも地域ならではの観光が楽しめる場所」を提供したいという考えもある。「夜は食事をしたらホテルに戻るくらいしかすることがないという人もいる。うちの教室は夜間も開けていて、観光客の方はもちろん、地元の方でも仕事帰りに寄っていただけるようにしている」として、より多くの方に体験してもらえるようにしている。
七夕の吹き流しなどで使用した和紙を使った作品
今後の展望として、教育分野でも伝統文化を体験できる学習の一環として本プロジェクトを提供していくことも考えている。また外国人観光客の間での知名度をよりアップするため、「和紙を使った作品づくりの体験教室を海外でも開催できるようになれば」と話してくれた。
作品の需要がさらに伸びれば、廃棄される和紙の量も減らすことができる。交流人口に寄与するだけでなく、地球環境にも配慮するプロジェクトだ。
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