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更新日:2024年5月7日
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第4回仙台市交流人口ビジネスコンテスト、ビジネス部門特別賞を受賞したのは合同会社杜の日による「−森−水−温泉−作並・癒しのひととき」というプロジェクト。作並温泉周辺の豊かな自然環境を活かし、「癒し」に主軸を置いたリトリートプログラム※を考案した。
※リトリート…住み慣れた土地や日常から一時的に離れ、心と体を癒す過ごし方
合同会社「杜の日」の及川結さん
「−森−水−温泉−作並・癒しのひととき」は、森林浴を主体とした事業だ。「森林浴を通じて、健康・幸福をサポートするもの」と語るのは、合同会社杜の日代表であり、森林セラピスト®️・産業カウンセラー・国家資格キャリアコンサルタントの及川結さん。学生時代の恩師が温泉まちづくりを研究していたこと、そして医療・福祉関係の仕事に就いていた経験も、作並で健康にフォーカスした森林浴のプログラムを考案するきっかけとなった。
今回の事業を計画するに至ったのは、作並温泉の散策路をもっと活用したいと相談を受けたのがはじまり。実際に散策路を訪ねて、作並の素晴らしい自然環境に気が付いたという。自然豊かでありながら足下はしっかり整備されており、森林浴を気軽に楽しめる条件が揃っていた。
作並温泉の散策路
「森林浴は、健康に良いというエビデンスはあるものの、現代社会で暮らしているとなかなかその効果を体感する機会がない」という及川さん。森に行く習慣がそもそもない人がほとんどで、森林浴に対するネガティブなイメージを持っている方も多いという。
そこで考えたのが、体力的に不安があったり、虫が苦手だったりする人でも安心して森林浴を楽しめるプログラムだ。作並、定義エリアのコンセプトである「リトリート」をテーマとして盛り込み、日常から離れてリラックスできる森林浴を提案する。
「古代からの歴史を持つ作並という環境を活かし、歴史を感じられるストーリーも盛り込んだプログラムとした」とのこと。2022年秋にはモニターツアーを開催し、高い評価を受けている。「東北では森林セラピストのガイドで森林浴を楽しめる場所があまりない。ぜひ作並の自然を、気軽に楽しんでもらえたら」と及川さん。「杜の都」としての魅力を発信することにもつながる事業だ。
ツアー参加者に森林浴のプログラムを紹介する及川さん(左)
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