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更新日:2024年7月30日

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温泉好きな学生がアイデア提案 デジタル活用で秋保・作並温泉プロモーション

アイデア部門 大賞「宮城学院女子大学Team 湯niversity students♨」

第5回仙台市交流人口ビジネスコンテストにおいて、アイデア部門大賞を受賞したのは宮城学院女子大学現代ビジネス学科宮原ゼミの「Team 湯niversity students♨」。「スマホで解決!温泉旅行 in SENDAI ―Welcome to 秋保&作並温泉―」と題して、仙台市を代表する温泉地である秋保・作並温泉のインバウンド需要をより高め、多くの外国人観光客の誘致を目指すプロジェクトを考案した。

受賞写真
宮城学院女子大学現代ビジネス学科宮原ゼミのメンバーと郡仙台市長(写真左から3人目)

 

本プロジェクトを思いついたきっかけは、「温泉が好きだから」だと話してくれたのは村上叶さん。「Team 湯niversity students♨」には温泉が好きなメンバーが集まっており、全国の温泉を巡るなかで外国人観光客が多い温泉・少ない温泉があることに気が付いたという。

その理由として思い当たったのが、「訪日外国人の温泉施設に対する要望に応えているかどうかがポイントではないか」という点。外国人の宿泊者数が多い温泉地について特徴などを調べてみると、訪日外国人向け情報が整理されたWEBサイトや通訳サービス、音声ガイド、パンフレットを用意するなど、外国人観光客を受け入れるための施策が充実していることがわかった。

活動の様子
仙台の温泉エリアの交流人口拡大にむけていろいろなアイデアを考案

 

そこで考案したのが、SNSを通じた情報発信、タトゥーを入れている人も入浴できる温泉施設をまとめたマップの制作、そして温泉地までの行き方がわかりやすい一人称視点のガイド動画の作成といった施策。短期間で対応可能で、訪日外国人がよく直面する困りごとに寄り添うようなプロモーションだ。特に高く評価されたガイド動画は、実際にチームのメンバーが現地で撮影を行ってサンプル映像を自分たちで制作した。

まったく地理が分からない観光客でもスムーズに目的地にたどり着けるように、という観点で制作に取り組んだという。メンバーの齋藤百花さんは、「観光客の方は限られた時間の中で遊びに来てくださっている。道に迷って無駄な時間を消費せずに、なるべく多くの体験を楽しんでもらうことをお手伝いするために、この動画を用意した」と動画制作の背景について話してくれた。

動画イメージ
プレゼンでは実際に空港から目的地まで行く方法を示す動画を制作

 

目標は、10年以内に秋保・作並温泉を訪れる年間の外国人観光客数を5万人にまで伸ばすこと。「現在は旅行先について調べるとき、まずSNSで実際に訪問した人の口コミをチェックする方が世代を問わず増加してきていると思う」とし、特に外国人観光客の間では口コミで人気が広がりやすいことから、InstagramやTikTokなどを活用するプロモーションの計画もある。デジタルを積極的に活用する世代ならではの着眼点でインバウンド需要の拡大・地域の活性化を目指すプロジェクトだ。

お問い合わせ

文化観光局観光課

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ファクス:022-214-8316