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更新日:2024年7月30日
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第5回仙台市交流人口ビジネスコンテストにおいて、ビジネス部門優秀賞を受賞したのはFake foodアーティストである関根理恵さんが手掛ける「食品サンプルづくり体験」だ。「食品さんぷる畑仙台教室ange franc」で実施される教室、企業と協同して行う体験プログラム、その他イベントへの出展や様々な場所へ出向いて行う出張講座やワークショップなど、食品サンプルづくりを通して観光客をはじめとした多くの層へアプローチしている。
「食品さんぷる畑仙台教室 ange franc」代表の関根理恵さん(写真右)
食品さんぷる畑仙台教室は、2023年9月、宮町にある仙台アートクラフトサロン内にオープンした。関根さんが誰でも簡単につくることができるサンプル作品のメニューを考案し、観光客向けに食品サンプルづくり体験教室を行っている。
また、笹かまなどを製造・販売する株式会社鐘崎とコラボレーションして、外国人観光客向けに笹かまをモチーフにしたマグネットづくりを体験できるイベントも行っている。笹かまの手焼き体験で実際に使う物と同じ型を使って、食品サンプルの笹かまをつくることができる。
「自分の手で成形して焼いた笹かまは、食べればなくなってしまうけれど、食品サンプルならおみやげとして持って帰ることができる」のが大きな魅力。材料には粘土を使っており、できる限り本物の笹かまと同じ工程で成形することができるよう工夫している。
初心者向けの講座で作成できるサンプル食品「海老天キーホルダー」
食品サンプルは日本で独自に発展してきた文化でもある。国内でも人気の高いコンテンツであるが、外国人にとってはユニークな日本文化のひとつであり、職人技に支えられたアートとして捉えられているのだそう。今後は訪日外国人向けのメニューの開発により力を入れるほか、言語面でのサポートなどの受け入れ環境の整備にも注力していきたいとのこと。
地元名産の笹かま製造・販売企業とのコラボで制作
仙台の食を広めたいという思いから、笹かまやずんだ団子のキーホルダー、むすび丸型のおむすびなど仙台にゆかりのあるメニューも揃えている。今後ははらこめしやほっきめしなど、さらなる名物の食品サンプル化を目指しているとのこと。「仙台・宮城に来る理由になる観光スポットになったらいいな」と将来の展望について話してくれた。
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