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更新日:2024年7月30日

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観光バス「るーぷる仙台」を子どもも大人もさらに楽しく利用!アイデアを提案

アイデア部門 優秀賞「東北学院大学 早坂空祐さん」

第5回仙台市交流人口ビジネスコンテストにおいて、アイデア部門優秀賞を受賞したのは、東北学院大学 早坂空祐さんが考案した「るーぷる仙台+1」というプロジェクト。仙台市中心部の観光地を巡る循環型のバスである「るーぷる仙台」を活用する企画で、るーぷる仙台の利便性を向上させ、市内の観光価値をより引き上げることを目指すものだ。

受賞写真
早坂空祐さん(写真右)

 

早坂さんはるーぷる仙台を利用した際に子どもの少なさを感じており、「子どもの利用者数をもっと伸ばせるのでは」という点に着目した。早坂さんが仙台市交通局に問い合わせたところ、「2019年のデータによると、年間の利用者は60万人ほどなのに対して、子どもの利用者数は3,000人ほど」だったという。

そしてもうひとつ気になっていた点は、「利用されるバス停に偏りがあること」。仙台駅や仙台城跡、大崎八幡宮といった仙台市の中でも特に有名な観光地近くのバス停を利用する人は多いが、それ以外のバス停を利用する人は少ない。仙台市交通局にも連絡して関連する資料やデータを入手し、そのデータをもとに本プロジェクトを考案した。

るーぷる仙台
仙台市中心部の観光地を循環するバス「るーぷる」

 

このふたつの問題意識を踏まえ、早坂さんが考えたのは「『ガチャガチャ』の設置」というプラン。バス乗り場に缶バッジの「ガチャガチャ」を設置し、そこでゲットした缶バッジを提示することで、るーぷる仙台でアクセスできる各施設で特別な体験や特典を提供するというものだ。

「親子連れがもっと気軽にバス停付近の施設を利用できるようになればいいのではと考えた。缶バッジを持っている人しか入れないスペースへの入場など、子どもにとって特別な体験を提供できれば子どもの利用者、そして各バス停の利用者の増加に繋がるのではないか」と話してくれた。

さらに、各バス停を使ったビンゴも計画。数字ではなく降車したバス停を特製のビンゴカード上でチェックし、ビンゴが成立した数だけくじ引きができるというものだ。

早坂さん
「るーぷる」を活用して観光をさらに活性化したいという思いをアイデアに

 

「るーぷる仙台+1」という表題には、「事前に予定しているルート以外の場所でも、楽しみを体験してもらいたい」との思いが込められている。仙台市と協議し、実現を目指していきたいと将来の展望について話してくれた。

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