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更新日:2024年4月5日

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株式会社サン道路サービス

会社概要

企業ロゴ

社名:株式会社サン道路サービス

設立:1984年

従業員:24人

本社:仙台市宮城野区岩切分台1丁目8番地14

主な事業内容:交通安全施設業、区画線工

 

「四方よし」な取り組み

独創的な社会的課題解決に向けた取り組み

課題

子供や高齢者など交通弱者の交通事故が社会問題化している。

交通安全施設設置工事において発生する環境汚染が課題(脱炭素社会への取り組みが必要。)。

取り組み

【安全な道づくりと環境保全活動】

「宮城県スマイルサポーター」の認証を受け、県道塩釜吉岡線の清掃や緑化作業の活動を定期的に実施すると共に、地域の通学路危険個所改善等のボランティアを推進するなど、安全な道づくりのお手伝いを実施している。

また、交通安全施設業としては県内初として「みちのくEMS認証制度」を取得し、環境方針に基づき各種活動を継続しており、道路工事から排出されるCO2削減の課題等を社内で共有しながら事業を進めている。

スマイルサポーターの活動1スマイルサポーターの活動2

成果

「スマイルサポーター」の継続、地域の通学路危険個所改善のボランティアの活動の結果、仙台市立岩切小学校PTA・児童一同から感謝の言葉を頂戴した。他にも、年末の定禅寺通クリーン作戦に参加したり、AEDを社内に開所し、定期的に救命講習をするなど、安全な道づくりに関する活動を拡大している。また、環境保全活動では、道路反射鏡(カーブミラー)設置時に発生するCO2排出量を4分の1にする工法を採用し、全社を挙げて脱炭素社会の実現に向けトライしている。

道路反射鏡(カーブミラー)設置時に発生するCO2排出量を4分の1にする工法

魅力的な職場環境づくりに向けた取り組み

課題

従業員とその家族のワークライフバランスの実現

取り組み

福利厚生の一環として「ハッピー!給付金制度」を導入。

旅行、外食、ライブ観戦、アウトドア活動等、従業員が休暇を過ごす中で「ハッピー!」と感じた体験に対して従業員一人当たり5千円/回、年2回を上限とし支援金を給付する制度を設けている。

ハッピー!給付金制度

成果

上記制度の導入により、従業員とその家族に、普段何気ない小さな幸福について見つめなおす・考える機会を提供することができた。また、従業員が家族と共に充実した休暇を過ごすことで、仕事へ携わるモチベーションの向上が見られた。

トップインタビュー

1_佐藤三継代表取締役会長

朝は従業員一人一人に声を掛けるなど、コミュニケーションを大切にしている佐藤三継代表取締役会長

本社を訪ねると敷地内に車両が整然と駐車され、機材は整理整頓されている。事務所では従業員の快活な挨拶に迎えられ、明るく折り目正しい社風が伝わってくる。

代表取締役会長の佐藤三継さんは「公共工事の受注が多い当社は、ボランティア活動で社会貢献、地域貢献していくことを大切にしてきました」と話す。社員による県道の清掃活動や、地域の保育園の企業見学の受け入れのほか、地域の児童・生徒が身の危険や不安を感じたときの避難場所「かけこみ110番の家」に登録するなどの取り組みを続けている。

幅広いボランティア活動で「宮城県スマイルサポーター」の認証も受けており、佐藤会長は「来社した園児の皆さんが重機を見て喜んだり、散歩の途中で挨拶をしてくれたりするのがうれしい」と顔をほころばせる。もちろん、そうした交流を通じ子どもたちの交通安全の心を育むことも目的の一つだ。

2007年には交通安全施設業として県内で初めて「みちのく環境管理規格(EMS)」の認証を受けた。環境保全活動に継続して取り組み、21年からはカーブミラーの設置時に重機や待機車両から排出されるCO2を、約4分の1に削減できる工法を採用している。「われわれのような専門業者だからこそ、カーブミラー設置のような小規模な工事でできることがあります。微々たるものでも続けていくことによって変わるという信念を大事にしたい」と佐藤会長は表情を引き締める。

2_みちのく環境管理規格

みちのく環境管理規格(EMS)の活動について議論を行う

独自の「給付金」で社員のプライベート充実を応援

同社は従業員とその家族を大切にする取り組みにも熱心だ。以前から社員の誕生日にバースデーケーキをプレゼントしたり、土用の丑の日には鰻弁当を振る舞ったりするなど、社員のエンゲージメント向上に努めてきた。さらに今年から始めたのが「ハッピー! 給付金制度」。内容を限定せず「楽しかった!」「ハッピーだった!」と社員が感じた経験に対し、1回の上限5000円の支援金を年2回まで支給するという画期的な福利厚生だ。

3_ハッピー!給付金制度を活用

従業員が楽しいと感じた経験に「ハッピー! 給付金制度」を活用

「旅行、外食、スポーツ観戦、コンサートなど、楽しいと感じることならなんでもいいんです。経営陣としても、社員のプライベートの様子が見えてコミュニケーションの一環になります」。従業員の間でも「制度を使って何をしよう」と話が盛り上がり、好評だという。

自らも早朝に出社し現場へ出る社員一人一人に声をかけ、体調を伺うことを心がけているという佐藤会長。企業として目指す姿勢を「交通安全を軸に、いかに社会に貢献できるかを常に考え、実践している。そのためにも社内、社外の人間関係を大事にしていきたい」と力強く語る。

 

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