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更新日:2023年3月15日
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社名:株式会社アップルファーム
設立:2010年
従業員:96名
本社:仙台市若林区六丁目字南97-3
主な事業内容:福祉事業、保育事業、飲食事業
その他:仙台市奨学金返還支援対象企業
世間的に障がい者の自立という言葉が取り上げられている一方で、障がい者の平均工賃はあまりにも低く、自立から程遠い現状に危機感を感じていた。工賃・時給面も含めた障がい者の自立に向けた福祉的支援をするには、企業としての収益も確保することが必要と考えていた。
福祉的支援に関しては、「適材適所」をキーワードに障がい者を雇用している。ビュッフェレストランの特徴でもある多品種の商品を扱うことや業務を細分化し、障がい者の方を、それぞれの特性に合わせて配置することで、障がい者一人ひとりの能力が発揮しやすい環境づくりを行っている。
企業的収益の確保に関しては「再生」をキーワードに、古い物件の活用や、規格外野菜の活用など行い、コストが低く収益が生み出し易いモデルを構築した。
福祉事業所としてではなく、飲食店として評価をしてもらい、12年経った今でも繁盛店をという位置づけを獲得している。その結果、現在では50人ほどの障がい者を雇用し、平均時給890円を支出するまでに至っている。また、レストラン六丁目農園では、スタッフの半分が障がい者の方で運営しているが、彼らが各部門のプロとなり、新しく入社した健常者に業務を教えるというところまで成長している。
当時の福祉事業における3K(きつい、汚い、危険)のイメージ、実態から、社員定着率が低く離職率が高いことに危機感を持っていた。そのため、福祉事業での社員定着率、勤続年数向上に向けた取り組みが必要と考えていた。
「働きやすい職場」の我々なりの環境づくりとして、4年前より社員、パート関係なく、
1.定期的な心合わせミーティング
2.半年に1回の社長個人面談の実施
3.会社、事業所の年次目標や理念の共同作成
を行っている。共通しているのが風通しの良い環境であり、自分の考えや悩みを定期的に吐き出すことができる時間を作り、目標などもトップダウンではなく自分たちで決めることにより当事者意識をもってもらい、より会社を愛してもらうということを心がけている。
勤続年数は向上し、会社の環境が原因での離職もほとんどなくなり、現在在籍している社員の平均勤続年数は7年半となっている。採用に関してもスタッフや業界からの紹介が多く、業務にマッチした人材採用に繋がっており、結果採用コスト減となっている。
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