会社概要

社名:株式会社りらいぶ
設立:2017年
従業員:39名
本社:仙台市泉区長命ヶ丘3-27-3
主な事業内容:リライブシャツ・パンツや関連ウェア・医療機器の開発/製造/卸
「四方よし」な取り組み
社会的課題解決に向けた取り組み
課題
少子高齢化が進む地方自治体においては、以下のような健康・福祉分野の課題が年々深刻化しています。
- 高齢化率の上昇により、フレイル(加齢に伴う心身機能の低下)予防への取組は進んでいるものの、要介護認定者数は増加傾向にあります。
- 特に介護・保育・医療福祉などの現場では、人材不足と並行して、職員の身体的負担(腰痛・肩こり・慢性疲労等)が深刻化しており、離職要因の一つにもなっています。
このような状況を受けて、株式会社りらいぶでは、企業版ふるさと納税制度を活用し、地域住民と現場職員の双方の健康支援を目的とした取組を進めています。
取り組み
企業版ふるさと納税による健康支援への取組
1.企業版ふるさと納税を活用したリライブウェアの寄附
- 地方自治体が進める健康増進・介護予防施策の一環として、機能性ウェア「リライブウェア」を寄附。
- 対象者:地域住民(高齢者など)・介護職・保育士・医療関係者など
2.自治体との共同実証事業
- リライブウェアの着用により、日常生活や業務中における身体の変化(疲労感・姿勢・可動域・睡眠など)を調査。
- 結果を踏まえ、自治体予算による継続導入・政策化の検討へつなげる。
成果
1.【沖縄県読谷村】
- 「健康村づくりに関する包括連携協定」を2025年に締結。
- 村民の健康寿命延伸を目的とした予防施策の一環として、リライブウェアによる共同事業を展開中。

2.【愛媛県四国中央市】
- 保育園・幼稚園職員を対象にした実証実験を実施。
- 腰痛や慢性的な疲労に対するポジティブな変化が見られたことから、四国中央市が独自予算を確保して製品を追加購入し保育園・幼稚園の職員へ配布。
魅力的な職場環境づくりに向けた取組み
課題
- リライブウェアの売上の大幅な伸長や、メディア露出や販路拡大をきっかけに、顧客からの問い合わせ件数も増加。顧客対応、物流管理、返品交換処理など、バックオフィスの業務量が急激に膨らむという課題に直面した。
- 限られた人数での対応が求められる中、社員一人あたりの残業時間が月平均40時間近くに達し、職員の心身への負担や業務効率への悪影響が懸念される状況となっていた。
取り組み
売上急拡大に伴う業務集中を乗り越える―――
株式会社りらいぶの「残業時間削減」の取組
1.カスタマーサポート業務の一部外注化
- 電話での一次対応業務をコールセンターへ委託。
- 社員は二次対応や専門性の高いフォロー業務に専念できる体制へ移行。
2.返品・交換受付のオンライン化
- 「返品・交換依頼フォーム」を公式サイトに設置し、24時間受付を可能に。
- 入力内容のデータ化により、情報共有の迅速化とミスの削減にもつながった。
3.返品・交換処理業務の外部パートナー化
- 商品の物理的な返品受付〜再発送の処理業務を専門物流業者へ委託。
- 在庫管理との連携も強化し、出荷対応の正確性とスピードを向上。
成果
これらの取り組みの結果、社員一人あたりの平均残業時間は、月40時間から20時間へと大幅に削減されました(※約50%減)。
業務に余裕が生まれたことで、以下の質的な改善効果も生まれています。
- 社内コミュニケーションや研修時間の確保
- より丁寧なお客様対応や提案型の改善施策への注力
- ワークライフバランスの改善による社員満足度の向上