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更新日:2025年3月17日
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仙台市の保育施設では、発達に心配のあるお子さんのための特別支援保育を行っています。
すでに入所している保護者や専門家、保育者からのメッセージをおとどけします。
前に通っていた母子通園施設では少人数保育で、しかも発達に心配のある子の保育に慣れた先生方が、子どもたち一人一人の特徴に合わせた接し方をしてくれました。
保育所は人数の規模がまったく違うし、年齢幅も広いので、どこまで見てもらえるのかが心配でした。他の園児たちからからかわれたりしないか、自分の子をきちんと受け入れてくれるかが心配でした。
でも、お友達としてしっかり受け入れてもらえたので、安心しました。
また先生とも打ちとけ、安心して仕事をしています。(3才児の母より)
入所するまでは、オムツも取れていなかったし、他にもいろいろなことを考え、不安でした。しかし、入所してみると、その心配は、少しずつうれしい希望に変わっていきました。
「保育所で過ごしているうちに、こんな事ができる様になった!」
「あんな事が言えるようになった!」
と、うれしい発見の日々になっていったのです。
もちろん、困った時もありましたが、その度、先生方と相談して、よりよい方法を探していきました。
今、私が思う事、
「先生方に感謝!子ども達の力(パワー)ってすごい!!」(5才児の母より)
最近、インクルージョンという言葉を聞くことが多くなりました。その使い方はいろいろですが、本来、インクルージョンとは、性、国籍、民族、社会的背景、障害から生ずる違いをお互いに認め合い、歩み寄ることを意味しています。平成19年度から、学校では特別支援教育が始まりましたが、その背景には、このインクルージョンの考え方があります。
さて、学校現場では、つい最近普及し始めたインクルージョンの考え方ですが、仙台市の保育所では、ずっと前からこの考え方が保育の中に生かされてきました。それが、「共に育ちあう保育」です。これは、障害のあるお子さんだけが努力を強いられる保育ではなく、まわりのお友達も、保育士も、そして保護者の皆さんも一緒に努力して、お互いに学びあい、育ちあう保育です。このような保育を経験した子どもたちは、お互いの違いを尊重し、協力し合うことの喜びを学ぶことでしょう。保護者の皆さんも、「共に育ちあう保育」の担い手となっていただき、一人一人のお子さんの成長を見守っていただきたいと思います。宮城学院女子大学 足立智昭
初めて保育所に入るお子さんと保護者の方にとって、「保育所ってどんなところなの?」と不安がたくさんあることと思います。私たちが大切にしているのは、お子さんと仲良くなることです。お子さんや保護者の方の思いを大切にし、お子さんがどうやったら過ごしやすいか考え、工夫していきます。
「保育所ってたのしいな」と思えるように、ひとりひとりの得意なことや、よいところをたくさん見つけていきたいと思います。保護者の方と日々の様子を伝えあいながら、一緒にお子さんのことを考えていきましょう。特別支援保育担当保育士
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